食生活を規則正しく!

コレステロールや中性脂肪が増える最大の原因は、毎日の食生活にあります。
夜遅い時間に食事をし、そのまま寝てしまったり、朝食をまともに摂らなかったり。現代人の食生活は、
どうも自然のリズムとかけ離れているように思います。
また、洋食中心になって、脂っこい食事ばっかりになったり、間食にスナック菓子をボリボリと・・・。
はたまた、お酒をがぶ飲み。

こんな食生活では、コレステロールを抑えるのは不可能に近いです。まずは食生活を改めることから始めましょう。
食生活において、最も大切なことは、「無駄に食べ過ぎない」ことです。

30歳を超えると、食べすぎに注意

肥満やコレステロールが増える原因に、食べすぎというのがあります。
人間の1日に必要なエネルギー量というのは決まっていて、その必要分をオーバーするとエネルギーが体内に蓄積されて、脂肪(中性脂肪)
がたまりやすくなります。

特に、30歳を超えると必要とするエネルギー量が少なくて済むようになってきます。若い頃と同じように食べてると、
必要分以上のエネルギーをとってしまい、脂肪が貯まりやすくなるのです。
歳をとるに従って、人間の体は「省エネ」で生活できるようになっていることを忘れないでください。

食生活の改善

コレステロールを抑えるためには、食生活を改善しなければなりませんが、その第一は「朝食を抜かない」ことです。
食事と食事の間を5、6時間ほど空けて規則的に食事を取ると、体脂肪は効率よく燃焼されます。
そのためには、朝食を摂ることが大切になります。

また、朝食をしっかりと摂ることで、昼食のドカ食いを防げますので、インシュリンの分泌も抑えられ、中性脂肪がたまりにくくなります。

ゆっくりと食べること

忙しい現代人。時間に追われながら急いで食事をしてませんか?
急いで食べると満腹中枢が満腹感を感じるヒマもなく、必要以上に食べてしまうのです。これは危険なことですね。
ゆっくり食べることで、食べ始めてから満腹中枢が満腹感を感じ、「これ以上食べるのをやめよう」という風になり、必要以上に食べなくなるので、
食事は最低でも20分をかけて、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。

和食中心の食事を

適正な食事量でバランスよく栄養を摂るのに適しているのが、「和食」です。
和食はごはん、魚介類、野菜類、豆類などの食材を少量ずつ、バランスよく様々な栄養素が取れるようになっています。
日本人の体質には、やはり昔から和食が合っているのです。日本人は、50年前に比べて摂取する脂質の量が、
約3倍に増えているというデータもあります。これは、洋食中心の食生活が、少なからず影響を与えていると思われます。
ごはんをよく噛んで、ゆっくりと食べることで、満腹感を得られますので、必要以上に食べなくて済みます。
コレステロールを抑えたいと思うならば、まずは和食中心の食生活を心がけましょう。

夕食は軽めに

一般的に見ると、3食の中で、夕食の量が一番多い人が多いのではないでしょうか?
しかし、夕食をたくさん食べると、エネルギーが消費しきれずに、脂肪となり体内に蓄積されやすくなります。
1日の食事量を出来るだけ同じくらいに配分しましょう。
カロリーを消費する必要があるのは、昼間なので、昼食はカロリーのあるものを食べても大丈夫。逆に夜はカロリーを控えた食事を心がけましょう。

それと、寝る直前に夕食を食べないように気をつけましょう。